Mercari Tech Conf 2018に行ってきました
Mercari Tech Conf 2018に行ってきました
こんにちは。 SHOWROOMエンジニアの齋藤です。
10/4(木)にMercari Tech Conf 2018に行ってきました。
ちょっと時間経ってしまいましたが、感想書きたいと思います。
ところでアカデミーヒルズ(六本木ヒルズ・森タワー49階)の入り口って
ちょっと分かりにくくないですか?
毎回オフィスエントランスに行って迷子になってる気がします…
今回のTech Confですが印象に残ったテーマが3つあるので
それぞれについてまとめたいと思います。
経営課題をテクノロジーで解決すること
Introduction to the Corporate Solutions Engineering
「経営課題を解決する」ためにテクノロジーを使うCSEという組織、
そのスタンスがすごく好きでセッションを聞いただけでなく、
ブースにもお邪魔させていただきました。
目標設定→達成度合いによる評価が一般的な世の中において
結果や成果ではなく、その人の実力を徹底的に評価するために
文化や制度が作られていて、それを実現するためのシステムを作る、
とても素晴らしいチームとプロダクトだと感じました。
あまりに出来がよかったので「SaaSとして世に出して欲しい」みたいなツイートをしてしまったのですが
セッションの最後にその辺を匂わせることもおっしゃっていたので
いつか来るその時を密かに期待しています。
とはいえあのシステム、メルカリ社の文化や制度に最適化されているので
文化ごと導入しないとうまくハマらないかもしれませんね。
モノリシック->Microservicesへの移行
Mercari API: from Monolithic to Microservices
Listing Service: モノリスからマイクロサービスへ
Web Application as a Microservice
この他にもメルペイのMicroservicec化に関するセッションもあったのですが
満員御礼にて視聴を断念しました…
どのセッションでも試行錯誤しながら
Microservices化を進めていることが伝わって来ました。
ここを突き詰めていくと結局欲しくなるのがAPIGatewayとBFFだと思うのですが
どのプロダクトでもやはりそういう方式になってました。
また、データベースを先に移行するか、システムを先に移行するのかについて
書籍「マイクロサービスアーキテクチャ」では
データベースの移行からやるべき、というスタンスになっているのですが
どのプロダクトも基本的にはシステム(DAOレイヤー)を部分的に移行しつつ、
データベースは後追い方式を取っていて非常に興味深かったです。
書籍とは異なるケースの事例として参考になるのではないかと。
Customer Serviceとエンジニアリング
Customer Experience Improvement
CSAT Score - 極度改善(しなさい) -
個人的に一番いいと思ったのは実はここです。
ユーザーエクスペリエンスとしての顧客体験はどこでも重要視されていますが
長く使ってもらうサービスにおいて最も重要なのは
Customer Support(メルカリ社においてはCustomer Service)
なのではないか、と常々思っていたためです。
特にCSチーム用のツールなどは
実際のカスタマーから見える部分ではないため
どうしても後回しになりがちですが
ここの使い勝手を妥協せずにきちんと作り込むチームがいて、
それをフル活用するチームがいるのは素晴らしいと思います。
さらにはお問い合わせ対応の品質もスコアリングして
改善のサイクルが回るようにしているところも
CSとしての顧客体験に力を入れている何よりの証拠として
非常に感銘を受けました。
終わりに
CSE、Microservices、CS強化。
どれも自分たちもやっていかなければならないキーワードばかりで
非常にいい刺激をもらえた1日でした。
運営の方々、登壇者の方々、貴重な時間をありがとうございました!
僕たちもやれることを1つずつやっていこうと思いますが
あれこれやるにはまだまだ人手が足りていないので
SHOWROOMでは一緒にサービスの改善に取り組んでくれるエンジニアを募集しています!
ご興味ある方はぜひぜひ一度遊びに来てください!
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